英語の翻訳家になるには様々な経験を蓄積することが重要!

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十人十色の英語翻訳スタイル

最近は様々な英語翻訳のスタイルが見受けられますが、そういった翻訳サービスを利用するときは、自分の生かす業務に使えるかどうかを判断することが大切です。それを無視すると無意味の英語翻訳になってしまいます。事前に自分の状況をきちんと整理しながら、如何に目的に近づけるような翻訳を得られるか、翻訳業者に相談していくようにしましょう。

インターネットの普及により、グローバル化が急ピッチに進んでおります。近年、英語の翻訳も急激に増えています。ビジネスレター、契約書、パンフレット、取扱説明書、発表論文、新聞記事、映像、IT関連、書籍など、内容も多岐に渡っています。語学への関心の高まりに比例して、英語の翻訳に取り組む人材も充実してきました。

しかし、日本語のライティングを例えるように、同じ内容の翻訳でも、担当の翻訳者により、翻訳スタイルは大きく変わってきます。身近な例では、書籍翻訳がその最たるものではないでしょうか。「読みづらい…」、「日本語が一見片言のように」、「表現があんまりにも堅苦しい」というマイナスの印象を受ける場合もある一方で、翻訳版に「ぐいぐい引き込まれる」、「翻訳された書籍を読んでいる感覚がしない」、「人物とシーンが目に浮かぶようだ」など、プラスの印象を持つこともあるでしょう。それで、原書の著者から「原作と全く違う本が出来上がってしまった」とクレームが入ることもよくある様ですね。

翻訳は、元言語から他言語への単なる語句の移し変えではなく、原文の印象、込められた思いなどを汲み取り、読み手に伝わりやすく表現する力が絶対必要だと思います。その為に取り組む分野、例えば:日ごろから新聞記事や書籍、ニュースなどに触れておくことや、様々な経験をしながら視野を広げておくことが大切でしょう。英語の翻訳は、翻訳者の人柄が表れる仕事だと言えるのではないでしょうか。

翻訳の仕事はアジア圏の言語の仕事もある

語学留学を目指す若い人たちが増えていますが、はやり英語圏が一番人気となり、アメリカ、イギリスカナダ、カナダやオーストラリアなどといった英語圏の国々が選ばれていますが、最近では短期で日本に近いフィリピンで英語を学ぶ人たちも急増しています。

或るいは、親の海外勤務や国際結婚といった要素からバイリンガルな人たちもいて、日本語以外の言葉を問題なく流暢に話すことができる人たちも随分増えています。そのような人たちは自分の習得した言語能力を活かした仕事がしたいと思って、その1つになるのがフリーランス翻訳ということになります。翻訳の仕事というのは簡単なネット記事の翻訳もあれば、本格的な専門性の高いものまで様々です。そして、英語やスペイン語などといった言語が世界では多く使われているので、これらの言語への翻訳の仕事が多いのは間違いないです。

とは言え、最近はベトナム語タイ語、そしてインドネシア語といった東南アジア圏で日本とのつながりが強い国の言葉への需要が増加し、そういた言語を翻訳できる日本人がそれほど多くないという現実があるので、これらの言語ができると、翻訳が依頼されるチャンスが広がります。そして翻訳の仕事はインターネット上で探すことができますし、求人サイトをチェックすることができるでしょう。

自動翻訳の将来性について

自動翻訳の可能性について、皆さんはどのようにお考えでしょうか。私もここ1年から2年の間に自動翻訳のシフトならかなり進んでいることを展示会や実際に体験できるツールで感じてきました。確かにGoogle翻訳を代表とする自動翻訳の精度は上がっている事は言うまでもありません。そして、驚くことに英語のみならず、あらゆる言語が翻訳の対象となりつつあることです。

これからの日本にとっては、2020年にかけて、この海外からのお客様を迎えるにあたり、もちろん英語力を身につける事は当たり前のことですが、もしくは当たり前にシステムとして自動翻訳が使えるようになってこそ、本当に観光立国と呼べるようになるのかもしれません。実際に歴史名勝を案内するようなご年配の方に対し、突然英語をマスターせよといっても難しい話です。また英語よりも中国語や韓国語の方が求められる時代がくるかもしれません。やはり自動翻訳システムで、日本語を簡単に多言語に変換、逆に多言語を日本語に瞬時に変換することができる自動翻訳システムになってくるわけです。

そういっても、これからは自動翻訳の精度がどこまで進化していくか、大きな未知数となり、注意深く見守っていきたいと考えます。